男性性とか父親とか
山羊座で火星と金星が一緒になってますね
火星は男性性、金星は女性性を表していて、2つが統合されるためのサポートが宇宙から来てるようです。1カ月も一緒にいるようですね。
私的には、絶賛火星金星が揃って山羊座太陽の真上を運行中!
これは私の中にある男性性と女性性をしっかり見つめてってことだと思っています。
男性性の原型は父親。私にとっての父親は山羊座の模範のような人でした。父自身もお正月生まれの山羊座さん。厳しくたくさんの課題も与えられたけど、それは成長のために必要だった。
わたしにとっての家族は、どこか暖かく感じられず、孤独感を味わい、思春期は特に苦しかったですけど、そこから学ぶことがあって今の自分につながっています。
父親自身も幼少期に弟を亡くし、16歳で母親を亡くし、22歳で父親も亡くして、非常に悲しみを抱えていたのだと思います。だからなのか、若いころには易、四柱推命を学んでいたそうです。今の私に通ずる。親子ですね。
1年前の天秤座満月満潮の時刻に父がこの世を旅立ちました。80歳でした。
それは私にとっては、心の安心がなくなってしまうような、非常に辛い体験でした。
父は常に傍で暮らしていたわけではないですが、何かあった時には頼りになり助けてくれて、お茶目でロマンのある人でした。5年前に難病の間質性肺炎を患い、それでも前向きに日々健康のために努力をする父の姿がありました。
徐々に体は弱っていき、死の影が近づいてきてるのを感じていましたが、そんな現実は受け入れたくないとどこか無関心を装っている自分がいました。
亡くなる1週間前、電話で話した時、父は「片足を冥界に突っ込んでいて、もう抜け出せないから。お前にはすべて教えてきた」ととても元気な声で伝えられました。私にはその時「ありがとう」としかいえませんでした。そしてまだあんなに元気なら大丈夫なんじゃないかとそう思いたかったのです。
大切な人の死とは、こんなにも残された人に大きな喪失感をもたらすのかと、数ヶ月悲しみを味わい尽くしました。生も死も魂にとっては自然の循環のひとつだと思っても、もっと話したかった、もっと何かできたんじゃないかと思ってしまうこともあります。
そして父からは、死してなお生き続ける愛の形を最後に教えてもらいました。
真面目で几帳面だった父は家族に遺書を遺していました。私の遺書の中には、さらに厳重に糊付けされた手紙が入ってました。その中には旅立った後に、花束と父の手書きのメッセージを母に送るようにと父と私だけの秘密文書が入っていました。
生きてる時はきっと恥ずかしくて送れなかった九州男児のロマンチストな父。
母親とは仲睦まじい姿をあまり見せなかったけど、本当は大切に思っていたんだね。
その花は、母の73歳の誕生日に送ることにしました。父と49年連れ添った母が、悲しみから抜け出るのは簡単ではないかもしれないけど、父からの愛をしっかりと受け取ってくれました。
こんな素敵な父に育ててもらえたことを心から感謝します。
生きている私には子供がいて、仕事があって、日々の営みがあります。
食べて、寝て、笑って、徐々に父の存在は、見えないけどそこに存在する宇宙の星のように、私たちをいつも見守ってくれてる。今はそう感じられています。